人々の毎日の生活にとって、小売業は欠かせない存在となっています。
より多くの人が利用するからこそ感染症対策を徹底し、お客様だけでなく従業員の健康も守ることが大切です。
こちらでは小売業に求められる感染症対策についてのガイドラインや対策方法について詳しく解説していきます。
目次
感染拡大しても継続的な営業が求められる
飲食店やイベント会場などは、地域の感染が拡大することで自粛や時短営業が求められます。
しかし、小売業に関しては、人々の毎日使う食材や日用品を扱っているため原則継続的に営業してもらうことが求められています。
不特定多数の国民が利用する場所でもあるからこそ、感染症対策は必須です。
自粛するというのも大変ですが、新型コロナウイルスがまん延しているときでも
従業員を確保し継続的に営業しなければならないため感染させないルールづくりが重要です。
店舗で行わなければいけない感染対策
密になると特にスーパーなどでは不特定多数の人が接しますので、リスクが高くなります。
そのため、密にならないように、お客様が分散して買い物に来るような取り組みが大切です。
あまりにも人数が多く密になりそうなときには入場制限も必要ですし、飛沫感染しないように入場するときには必ずマスクを着けてもらうというのも重要です。
ほかにも、中に入る前に手指を消毒してもらう、店舗では定期的に買い物カゴやトイレなどさまざまな箇所を消毒するなどの工夫もしましょう。
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地域の状況がどうなっているのかも敏感に知ることが大切
今地域でどのくらい新型コロナウイルスがまん延しているのかを把握し、それに合わせた取り組みも重要です。
もしそんなに自分たちの地域ではまん延していないとしても、日ごろから対策を採ることも大切です。
特にスーパーは普段人混みや密になる場所に行かない方でも利用しますので、ここで新型コロナウイルスが飛び交ってしまうと大変なことになります。
できるだけ人と人との距離を最低でも1mは空けるなどの対策も、非常に大切になってきます。
アナウンスや案内の掲示板で密にならないように促す
来店したお客様がどのように行動したら良いのかわかりやすいように、入店する入口に掲示板を貼って案内するのもOKです。
ほかにもアナウンスで、どのように動いてほしいのか、自分たちのお店ではどう対策しているのかを伝えることもできます。
お客様にこまめに消毒をしてもらいたい、エレベーターが混雑しないように促すなど、アナウンスや掲示板をどんどん上手に活用していきましょう。
スーパーなどで使用する消毒液の種類
消毒をするという意味で、アルコール消毒液のみがOKとなっています。
ほかにも次亜塩素酸ナトリウムなどもありますが、こちらは直接皮膚に触れる使用の仕方は推奨されていないため避けるようにしましょう。
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フードコートなどは念入りに消毒をしましょう
買ったものをマスクを外して食べることが可能なフードコートでは、飛沫が気になる箇所にもなります。
共有して触るものは、こまめに消毒をするように心がけましょう。
椅子やテーブル、ふきん、タッチパネルなどは、特に手で触って移りやすい場所でもあります。
ほかにも飛沫がお互いに付かないように、透明な仕切りをテーブルに付けるようにもしましょう。
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従業員とお客様が触れ合う時間を減らす
誰が新型コロナウイルスの菌を持っているかわからないため、できる限り従業員とお客様の接触も減らすようにします。
お金の受け渡しも直接手が触れ合うようにしない、キャッシュレスを促進していく
お互いが話すときには必ず両方がマスクをした状態にするなど、飛沫や接触するような環境をできる限り作らないようにしましょう。
さらに、換気の徹底をし、空気の状態が汚れないように対策をすることも大切です。
小売店では二酸化炭素濃度計が推奨されている
定期的に換気するといっても、寒冷地で真冬などは寒いため頻繁に開けるのは大変です。
天候によっては吹雪のときなどもあり、何回も開けるのは抵抗があるかもしれません。
二酸化炭素が増えたときや店内の空気が汚れたときだけ対策できる二酸化炭素濃度計を使えば
危ないと思ったときだけ換気が可能で、効率を上げられます。
ほかにも換気設備や加湿器で保湿をするなど、上手に対策を行いましょう。
二酸化炭素濃度計は面倒な設定もなく、届いたらすぐに使えるものも多くあります。
さらに、色などで今の空気の状態をわかりやすく教えてくれるものもありますので大変便利です。
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まとめ
小売業の中でもスーパーなどは簡単に営業を停止できない施設でもありますので、感染症対策が非常に重要です。
お客様もさまざまな方が来店しますし、従業員が感染しないようにお店として管理することも大切です。
マスクや手指消毒、皆が利用するトイレや買い物カゴの消毒などをしっかりと行いましょう。
換気も大切ですので、二酸化炭素濃度計を上手に活用して濃度が怪しくなった時点で換気をし
従業員やお客様がクリーンな環境で過ごせるように対策も行いましょう。
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