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対策製品

新型コロナ感染症対策におすすめ製品一覧

新型コロナウイルス感染症対策製品

はじめに
このページでは新型コロナ感染症対策に有効な製品を紹介しています。
新型コロナ感染症(COVID-19)は多くの国でその感染を拡大させ、経済など多方面に大きな影響を与えました。完全と言えるワクチンや治療薬がまだ出来上がっていない今、各業界や家庭で可能な限りの感染症対策を行うのが一番の有効と言えるでしょう。

感染状況は日々変わっていきますが、感染者数が落ち着いたからと対策をの手を弱めると、再び感染者数がリバウンドすることにも繋がりかねません。感染者数リバンド防止のためにも徹底した対策をとっていきましょう。


目次

空気感染対策

新型コロナの感染例では、複数の屋内施設等で一度に多くの二次感染者をだす「クラスター」が多く発生しました。
これは屋内施設内の空気がこもりがちとなり、感染者がいた場合その息などからウイルスが広がり空気感染が起きたのが一因でした。このうな感染を防ぐための空気感染対策製品をまとめました。(くわしくは業種別ガイドラインもご覧ください。)

二酸化炭素濃度計(CO2センサー)

空気感染を防ぐには、空気が淀んできたら適宜換気を行って行くことが重要です。
換気には、室内の二酸化炭素濃度(CO2濃度)を1000ppm以下に保つことが、クラスター感染対策として有効とされています。厚労省および内閣官房新型コロナ対策本部、コロナ対策分科会のリバウンド防止でも二酸化炭素濃度計(CO2センサー)の設置が有効であるとして推奨されています。

大きい空間や、物が多いなど空気の流れの悪いところでは複数の二酸化炭素濃度計を設置するなど一部に空気が溜まってしまっていないかも留意していきましょう。

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サーマルカメラ

空気感染によるクラスター感染を防ぐためには、感染を広げるリスクの高い発熱がある人の入館や入室を防ぐのも有効です。
厚生労働省の見解でも、37.5度以上の発熱がある人は自宅療養を推奨されています。
サーマルカメラは非接触で素早く体温測定ができ、施設の入口等に設置することで発熱者の入館を防ぐことができます。多くの来館があるなど一人一人の測定では時間がかかる場合などは20人同時に測れる多人数向けのサーマルカメラがおすすめです。

発熱患者への対応

発熱患者への対応として、事前に電話での受診相談を⾏う、または対応できる医療機関へ紹介等の対策を講じます。
発熱患者を診察する場合には、時間的または空間的に動線を分けるなどの対策を講じます。

空気清浄機

空気清浄機により、空気中のウイルスやウイルスが付着したほこりなどを集めて除去することで空気感染の予防ができます。
厚生労働省のQ&Aでも換気に加えて「HEPAフィルターによるろ過式の空気清浄機を併用することが有効」と記されています。
使う空間の大きさに合わせた適切な空気清浄機を使うようにしましょう。様々な方式の空気清浄機が発売されていますが、それぞれうたっている効果の根拠が正しいかしっかりと確認した上で選ぶようにしましょう。

接触感染対策

共有物の多いオフィスや施設では、物を経由した間接的な接触感染事例も多く見られました。
これは感染者などからウイルスが物に付着、それを他の人が触った手で目や口といった粘膜に触ってしまい感染する、また別の物にうつして広げてしまうなどが原因と見られています。

手指消毒液

何かに触ったあとなどは積極的に手指消毒液などで消毒するようにしましょう。
厚生労働省のQ&Aや医療系団体のガイドラインによると「ウイルスは粘膜に入り込むことはできるが、健康な皮膚には入り込むことができず表面に付着するだけ」「手指消毒用アルコールはコロナウイルスの膜を壊し感染力を失わせることができる」とされています。したがって粘膜に触る前に無力化してしまえば感染を防げます。
物の表面についたウイルスは時間がたてば壊れてしまいますが、物の種類によっては24時間~72時間くらい感染する力をもつと言われています。流水と石けんでの手洗いができない時は特に、手指消毒液の設置と使用は有効です。

手洗い・消毒
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電動式・足踏み式装置(消毒液、ゴミ箱)

そもそも物への接触をせずに済むようにすれば、物を経由した接触感染は防げます。
消毒液のポンプやゴミ箱の蓋など、様々な既存の装置を電動や足踏み式に変える商品があります。それらを活用して、なるべく手指の触れる機会を減らす工夫をしましょう。

使い捨て手袋

どうしても物などに触れなければいけない時などは、使い捨て手袋などを使い直接触れずにし、使用後は適切に処分するようにすることで接触感染リスクを減らせます。
特に汚染されている可能性の高い使用済みのマスクやゴミの廃棄などでは積極的に活用していきましょう。
一方、手袋を外す際はウイルス等がついている可能性があるため表面に触らないよう注意して外し、また捨てる際も小さい袋に入れてから捨てるなど、手袋に集約しているウイルスがさらに広がらないようにしましょう。

機器・設備等用消毒液

共用設備や複数の人が使う物は、物自体を適切な消毒液等で消毒することで他の人への感染を防げます。
厚生労働省などでは70%以上のエタノールや次亜塩素酸ナトリウム水溶液などでの消毒を紹介しています。家庭用塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムであることを確認し、濃度0.05%(製品の濃度が6%の場合、水3Lに液を25ml)になるように調整してください。

一方、パソコンディスプレイやキーボード、その他家電など消毒液の使用が難しいものは「OA機器消毒シート」を活用しましょう。

OA機器消毒シート

オフィスのパソコンキーボードなど消毒液の使用が難しいものはOA機器消毒シートなどを活用して消毒しましょう。パソコンモニターなど通常の消毒液では表面加工に影響が出てしまうものについても同様です。
特にキーボードは溝も多く掃除がしにくい構造の上、手で多く触るため、過去イギリスの消費者雑誌が専門家に依頼した調査では「便座より汚いものがある」との結果が出ました。
その他の電気製品など消毒液の使用がためらわれるものも、調べてそれぞれに応じた適切な消毒製品をしようするようにしましょう。

新型コロナ接触確認アプリ(COCOA)

目に見えないウイルスと接触した可能性があるかどうかの確認に、厚生労働省のスマートフォン向け新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」を活用しましょう。
誰かが感染の陽性が確認された場合、その旨をアプリに入れると、感染者のスマートフォンから「14日以内に概ね1メートル以内に15分以上」あったスマートフォンに接触した可能性があると通知が出て、自身が接触感染や空気感染のリスクがあった可能性があるかどうかの目安になります。
目に見えないウイルスは、物を通じた間接的な接触感染や飛沫感染したかどうか非常に分かりづらいですが、接触確認アプリを設定したスマートフォンを持ち歩くことにより目安になります。

飛沫感染対策製品

人の呼気吸気には水分が含まれ、その中に菌やウイルスが混じっています。それが「エアロゾル」となって大気をただよい飛沫感染をおこしたり、物に付着して物を介した間接的接触感染につながったりします。

そのため「直接呼気吸気を吸わない、出さない」対策が求められます。このような飛沫感染対策製品をまとめました。(くわしくは業種別ガイドラインもご覧ください。)

マスク

マスクをして呼吸時にフィルターをかけ「ウイルスが混じっている可能性のある空気を直接吸わない」「自身の吐く息にもフィルターをかける」のは非常に効果的です。自身も体調は悪くないと思っていても無症状感染している可能性もあり、感染しない、感染を広めない双方の面から有効です。
スーパーコンピューター「富嶽」によるマスクの効果のシミュレーション結果なども公開されています。
マスクも材質や性能が様々です。また性能の良いマスクであっても正しく付けないと十分な効果を発揮しません。例えば「99%除去」をうたうマスクであっても、花粉など大きいものに対してなのか、ウイルスなど微細なものに対して有効なのか、PFE・VFE・BFEなどの検査結果が明記されているかなど参考にして選び、装着時も「正しいマスクの付け方」で行うようにしましょう。

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ゴーグル

厚生労働省のQ&A等によると、コロナウイルスは健康な皮膚からは入らないが、粘膜からは入り込むことができるため、粘膜の保護は重要です。口はマスクなどで保護できますが、目は粘膜でありながら性質上露出していることが多く、弱点になりがちです。
特に他者と近距離で話したりする仕事などではゴーグルを使って粘膜である目も保護するようにしましょう。
保護ゴーグルのように顔との隙間がないタイプが効果的です。

フェイスシールド

正面からの大きな飛沫に関してはある程度カバーできますが、フェイスシールド単体では細かい飛沫は防ぎきれません。小さい飛沫は大気とともに回り込んでくるためです。
フェイスシールドはマスなど密閉性の高い保護具と併用し、ゴーグルがないときの目の防護の補助などとしましょう。(参考:厚生労働省参考資料
またフェイスシールドも使ったら、適宜除菌・消毒を行いましょう。その際は手袋をする等対策を行い、フェイスシールドについたウイルスから感染したり広げたりがないよう注意しましょう。

アクリル板・ビニールシート

相手との会話が発生する受付や、十分な距離を取ることができないなかでマスクを外す食事スペースなどでのアクリル板やビニールシートの使用は飛沫拡散防止に有効です。
ただしこれだけで完全に防ぐことは難しいため、可能な限りマスク着用や設備の除菌など他の対策と併用して補助的に使うようにしましょう。

全般対策製品

PCR検査キット

自身が新型コロナウイルスに感染しているかどうかの目安にできるひとつが「PCR検査キット」です。医療機関によるPCR検査以外にも、民間のPCR検査場や自分でできるPCR検査キットが販売され、自分が気になったときに確認できるようになりました。
ただしPCR検査の感度(感染者が陽性と出る割合)は70%程度と、「陰性だから絶対大丈夫」とはかぎりません(参考:東京大学保健センター、他)。
PCR検査は「検査した箇所にウイルスが存在したかどうか」を調べる検査のため、ウイルスは体内にあるが検査した箇所にはなかった場合は陽性と出ませんので過度の信頼は危険です。
しかし自身の感染状況の把握としてはある有効ですし、陽性と出た場合は勤務しない・させないで感染拡大の可能性を未然に防ぐ、適切な医療機関を受診するなどの対応ができます。

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うがい薬

粘膜からの新型コロナウイルス感染防止対策の一つとしてうがい薬をつかったうがいは有効です。新型コロナウイルスのみならず、風邪やインフルエンザ予防といった多くの菌やウイルス由来の感染にも効果があります。
ポビドンヨード、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどが含まれたうがい薬が医師会等で紹介されています。
一方、口の中に傷がある場合や特定の成分にアレルギーがある方は注意しましょう。また強い消毒液で過度な回数うがいをすると喉を痛めることもあります。

テレワーク機器

感染対策として、そもそもの接触を控えなるべく自宅等にいる「ステイホーム」を推奨されています。可能であれば仕事も家からやる「テレワーク(リモートワーク)」を優先的に行い、仕事場だけでなく通勤途中での感染や、自身がウイルスを散らしてしまうリスクを下げましょう。
多くの会社から様々なテレワーク機器が発売されています。テレビ会議用のカメラなど直接的なものだけでなく、家族と共用している自宅内でもなるべく仕事しやすいよう個室に近い環境にするものなどもありますので、ご自身の生活や仕事環境にあったものを調べてみましょう。


参考リンク

感染症対策に換気は必須

多くの事業者が感染対策として実施しているのは、「マスクの着用」「体温チェック」「消毒」ですが、実は換気をしないと他者へ感染させてしまう可能性が、18.7倍も上がることが論文で発表されています。

換気に関する正しい知識を身につけて、クラスターを発生させない換気対策を実施しましょう。

→換気とクラスターの関係性について詳細を読む

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