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【感染症対策の基本】新型コロナ感染症対策一覧

新型コロナウイルス感染症対策一覧

はじめに
このページでは新型コロナ感染症の対策を紹介します。

世界中に大きな影響を与えた新型コロナ感染症(COVID-19)。各国で複数回に渡り感染拡大をみせ、少し落ち着いてきても感染者数のリバウンドを見せるなど、決定的なコントロールができていません。

安心安全な毎日を過ごすため、個人も会社や団体も新型コロナ感染症対策をしっかりとっていくことが重要です。


目次

新型コロナ感染症対策一覧

手洗い消毒

始業時や休憩時など定期的な手洗いを行いましょう。水場がない職場などでは手指消毒液などを活用しましょう。
公共物を触ったあとや診察の前後など、ウイルス付着の可能性があるものに触ったあとも念入りに手指の消毒をおこないます。
客や施設利用者も使えるよう、施設入口や手洗い場所に手指消毒用に消毒液(消毒用アルコール等)を用意しましょう。
厚生労働省の資料によると、通常のハンドソープ(手洗い石鹸)での手洗いでもかなりの数を減らせ、「ハンドソープで10秒もみ洗い+流水で10秒すすぐ」と1万分の1程度に、2セット行うと100万分の1程度にウイルス数を減らせるとのことです。

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機器設備等の消毒

定期的な窓開けなどによる換気を徹底します。日本歯科医師会ガイドラインによると、SARS流行の際、空調設備の整った病院より窓を開け放っていた病院のほうが院内感染率が低かったとの報告もあり、換気の重要性が指摘されているとのことです。

換気には、室内のCO2濃度を1000ppm以下に保つことが集団クラスター感染対策として有効とされており、厚労省および内閣官房新型コロナ対策本部より二酸化炭素濃度計(CO2センサー)の設置が推奨されています。測定器はNDIRセンサー(赤外光を使った測定方式)が扱いやすく、定期的に正しい数値が表示されるよう校正機能(キャリブレーション)されるものの使用が推奨されています。

換気を行う場合は対角の窓を開けるなどして効果的に空気を入れ替える、空気清浄機などを使う場合は広いスペース用のものを使う、複数台配置するなどして空間全体の空気に対応できるようにしましょう。

屋内休憩スペースについては、スペース確保や常時換気を行うなど、3密を防ぐように工夫しましょう。

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マスクの着用

スタッフや社員のマスク着用だけでなく、お客様や来館者に対してもマスク着用をお願いするようにしましょう。

マスクも様々な品質のものがあります。「ウイルス99%カット」などの謳い文句だけではなく、「BFE・VFE・PFE検査99%カット」など具体的な検査結果なども確認し、適切な効果を期待できるものを使用するようにしましょう。

また正しく装着しないとマスクの効果が十分に発揮されませんので、一度正しい装着方法を確認すると良いでしょう。

医療機関や介護施設など、感染リスクの高い人と接するところではサージカルマスクを着用するようにしましょう。

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社員・職員・利用者の検温等体調管理

社員や職員、スタッフに対して、毎日(朝、夕)の検温等の健康管理を適切に実施しましょう。身体の不調を訴えた場合に、出勤停止や関連機関との連携など適切な対応を講じられるよう、体制を整えましょう。

来館者や利用者に対しては入り口での体温測定等を行い、体調が悪い人には利用を遠慮してもらうようにしましょう。

医療機関や介護施設など、事前に施設利用予定がわかっている場合は、自宅で検温してもらい、発熱している人へは電話での受診相談を⾏う、または対応できる医療機関へ紹介等の対策を講じましょう。

ソーシャルディスタンス

スタッフや客、来館者の導線や席、設備等の配置やオペレーションを見直し、なるべく各人がそれぞれの場面で2メートルを目安としたソーシャルディスタンスをとれるようにしましょう。

喫煙を含め、休憩・休息をとる場合は、できる限り2メートルを目安に距離を確保できるよう、一定数以上が同時に休憩スペースに入らないようにしましょう。

飲食店や商業施設の場合は、順番待ちの列のコントロールにも注意しましょう。

座席配置

会社やお店の座席配置を工夫し、可能な限り2メートルを目安に一定の距離を保てるようにするか、パーティションで区切るようにしましょう。スタッフ休憩室などについても同様です。

社用車、介護施設の送迎車、検診車なども、複数回に分けて少人数ずつ送迎したり社内の座席配置を離すなどして、乗車人数やそれぞれの距離を適正にし、十分な換気を行うようにしましょう。

アクリル板等の設置

スタッフや客の座席間などで十分な距離をとることが難しい場合は、アクリル板やビニールシートなど遮蔽物の設置を行いましょう。

受付やカウンターなど対面での会話が起きやすいところにも設置しましょう。

トイレ清掃

便器は通常の清掃で問題ありませんが、不特定多数が使用する場所は清拭消毒をしましょう。

便座に蓋がある場合、蓋を閉めてから汚物を流すよう表示しましょう。

飛沫が拡散するハンドドライヤーは利用を止め、共通のタオルは禁止し、ペーパータオルを設置するか、従業員に個人用タオルを持参してもらいましょう。

ごみ処理・清掃

ゴミはこまめに回収し、使用済みマスクや手袋など鼻水や唾液などがついたゴミやがある場合はビニール袋に密閉します。ゴミの回収など清掃作業を行う従業員は、マスクや手袋を着用し、作業後に手洗いを徹底しましょう。

ゴミ箱などの消毒は、次亜塩素酸ナトリウム溶液やエタノールなど、当該設備・器具に最適な消毒液を用いるようにしましょう。

密を避けた通勤

時差出勤/変形労働時間制/ローテーション勤務/自家用車通勤など様々な勤務・通勤形態を活用して公共交通の混雑緩和を図りましょう。また可能であればリモートワーク(テレワーク)を行うなど、通勤移動をへらすようにしましょう。

通勤時によるウイルス持ち込みを避けるため「通勤と職場の服は分ける」「職場についたら最初に手指衛生を行う」なども有効です。

現金接触の回避

店舗などの会計処理を行う場合は、できる限り電子マネー等の非接触型決済を導入しましょう。現金・クレジットカード等の受け渡しが発生する場合は、手渡しではなくコイントレイ(キャッシュトレイ)などを使用します。またコイントレイは定期的に消毒、手指も会計の都度、消毒します。

客・来館者・患者の密集回避、予約管理、周知

店や医療機関などでは、予約制にして一日の予約者数や予約時間を調整するなどして密集を避けましょう。

客や来館者など施設利用者に「発熱や咳など異常が認められる場合は利用を断る」「食事中以外はマスクの着用と大声での会話は避ける」旨を、施設入口及び施設内に掲示して周知しましょう。

リモートワーク・テイクアウト・デリバリーの活用

可能ならリモートワーク(テレワーク)を積極的に行い、接触や移動を減らすようにしましょう。会議やイベントなどのオンライン実施も検討し、接触の機会を減らしましょう。

飲食店等の場合は、テイクアウトでは事前予約注文を受け付けるなどし、客の店内滞留時間を短くする、テイクアウト客と店内飲食客の動線を区別し接触を避けるようにする、デリバリーを行い店舗への出入りを限定するなどを行いましょう。


感染症対策に換気は必須

多くの事業者が感染対策として実施しているのは、「マスクの着用」「体温チェック」「消毒」ですが、実は換気をしないと他者へ感染させてしまう可能性が、18.7倍も上がることが論文で発表されています。

換気に関する正しい知識を身につけて、クラスターを発生させない換気対策を実施しましょう。

→換気とクラスターの関係性について詳細を読む

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