大学は人数や規模が大きいため、感染症対策を行う際に苦労する部分も多いのではないでしょうか。
さまざまな大学で工夫を凝らし、コロナウイルスをはじめ感染症を広めないような取り組みを行っているでしょう。
こちらでは大学における感染症対策においてのガイドラインについてや二酸化炭素濃度計を利用するメリットをお伝えしていきます。
これからの対策を行う際に、ぜひ参考にしてみてください。
目次
学生が安心して勉強できる環境を作ることが重要
新型コロナウイルスのため、大人数で交流することが良くないという側面もあり遠隔授業を行ってきました。
しかし、教育という観点から見ると、確かに勉強を進めていくのは大切ですが同じくらい人間関係を学ぶというのも大切です。
どうしても遠隔授業だけを行ってしまうと、人との交流が少なくなりそのことがストレスになってしまう学生もいます。
直接学生同士、先生と生徒が対面し交流することが学びでもあり、安心感や繋がりにも関わってきます。
感染症対策を行ったうえで、面接授業を行い交流を図ることをガイドラインではお願いしているのです。
勉強の面だけでなく、精神面も安心して勉強できるような環境は大変重要です。
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学納金の在り方についてもしっかりと説明することが大切
大学生の中には自分で働かなければ学費も支払いができないような方もいる中で
感染症対策のため飲食店も時短営業を強いられて学生が働ける場所が減っています。
さらに遠隔授業を行っていて、学内の施設を使えない場合も多いでしょう。
授業料や施設設備のお金についても、十分な説明が大切です。
中には勉強をして頑張りたいという志を持って入学したにもかかわらず、負担が大きく途中で辞めなければいけない学生もいます。
環境が変化しているため大学としても大変ではありますが、代替処置を行ったり、学生が納得できるように寄り添ったりという対応をガイドラインでは求めています。
学生が安心して学校で学べるように方針を早く伝える
学生が困らないように配慮しましょう
新型コロナウイルスのため、都道府県の状況などでも方針が変わってくる場合もあります。
それでもギリギリになってからでの通知では、学生も不安を感じ本当に大学生としてやっているのかわからなくなってしまいます。
授業の実施方針なども速やかに伝えましょう
大学側としての意見や判断をホームページに掲載するのはもちろんですが
皆がよく目にしているわけでもないですし載せて終わりでは不十分です。
学生一人ひとりが理解できるように、個々にも伝え不安や疑問を感じている方には耳を傾け寄り添うようにしましょう。
不安を感じやすい1年生を優先して面接授業にする
入学する際にほかの都道府県から引っ越して一人暮らしをしながら学びに来る学生も多く、特に1年生ともなると不安を感じやすいものです。
友達も一から作らなければいけないですし、大学の雰囲気もわかりません。
すべての学年の面接授業が厳しいという場合でも、優先的に1年生へ面接授業をするという大学もこれまでにありました。
誰かと会って授業を直接聞いて大学の雰囲気がわかるだけでも、安心する学生が多いのです。
ほかにも感染症の重症化リスクの高い学生や移動距離が遠い学生は授業を遠隔で受けてもらい
逆に一人暮らしで健康な学生には面接授業を行うなど臨機応変に対応するのも一つの方法です。
学生の心に寄り添う重要性
相談体制や整備を徹底しましょう
新型コロナウイルスによって、アルバイト先を失い大学にも通えず、孤独や不安を抱えている学生が非常に多くなっています。
些細な悩みでも心を開いて相談できる環境が重要です。
特に年度末や年度初めは悩みから自殺へと進んでいく学生もいますので、苦しいときに「辛い」という気持ちを受け止めて1人ぼっちにしない環境が求められます。
企業も時短営業や休業をせざる得ないところも増え、就職できずに悩んでいる学生もいます。
どこも決まらないまま卒業した学生などにも就職の情報提供や相談に乗ってあげられる環境も重要です。
大学側も多数の学生を抱えているため大変ですが、心のケアには力を入れ支えることが大切です。
学生が集まるところだからこそ二酸化炭素濃度計を利用しよう
大人数で集まる場所は密になりやすく、新型コロナウイルスなどの感染症にかかりやすい環境でもあります。
換気もずっと行うのも大変ですし、タイミングがズレてしまうと空気が淀んでいるまま過ごし
菌に感染しやすい環境で過ごすこととなってしまいます。
菌は人の目では確認できないものだからこそ、二酸化炭素濃度計を使って計測しましょう。
見える化することで、どのタイミングで換気をすれば良いのか一目でわかり、感染症対策になります。
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まとめ
感染が怖いというのもありますが、ずっと遠隔での授業ばかりでは大切な人との関わりを学べません。
さらに孤独や不安になりやすい環境も生んでしまいますので、大学側では心のケアにも力を入れていきましょう。
皆で集まるときに少しでもリスクを低くするため、二酸化炭素濃度計を上手に活用してください。
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