クラスター発生のニュースを耳にすると、自社のオフィスでも起こるのでは?と心配になってしまう方もいらっしゃることでしょう。
オフィスの換気や消毒を徹底したとしても、新型コロナウイルスの蔓延が収まらない限りは、クラスターのリスクが付きまといます。
万一、クラスターが発生した際にどんな影響が出てくるのかについて、本記事でご紹介いたします。
感染対策のガイドラインにも「オフィス・事務」で求められる感染症対策がまとめられています。まずは、自分のオフィスでガイドラインの内容ができているのかをチェックして、クラスター発生のリスクを低減させましょう。
目次
オフィスでクラスターが発生するとどうなる?
自社オフィスでクラスターが発生すると、「生産性の低下」や「風評被害」などの影響が出てくる可能性があります。
・生産性の低下
クラスターが起きたら、感染者、濃厚接触者たちの出勤をすぐに停止しなくてはなりません。
クラスターの規模によってはオフィスだけでなく、会社で全体を閉鎖しなくてはならない事態になるかもしれません。
その結果、仕事を一時中断しなければならなくなり、生産性が著しく低下し、利益などに大きな影響が出てしまうおそれがあります。
・風評被害
クラスター発生が原因となって、取引先や顧客から疑われることや信用を失うなどの風評被害を受けるリスクもあります。
さらに、会社、ブランド、商品などのイメージが悪くなってしまう可能性があるので、気を付けたいところです。
・その他の影響
また、クラスターが起きるとオフィスを一旦閉鎖して消毒作業を行わなくてはならないため、費用もかかってしまいます。
クラスターはいつ発生するか誰にもわかりませんので、急な事態に備えてある程度の予算を組んでおくと安心です。
オフィスでクラスターが発生したら?
もしも、自社のオフィスでクラスターが発生してしまったときには、直ちに管轄の保健所へ連絡してください。
また、感染者や濃厚接触者に対して休業の指示を出し、容態を把握しておく必要があります。
場合によっては、休業手当などの相談もしておいたほうが良いでしょう。
さらに、労働基準監督署へ労働者死傷病報告も行わなくてはなりません。
隠ぺい行為は絶対にNG
風評被害や生産性が落ちることを恐れて、クラスター発生の事実を隠ぺいすることは、絶対にNGです。
後から、隠ぺい工作が発覚した場合、会社の信用が落ち、社会的制裁を受けるリスクがあります。
新型コロナウイルスは命に係わる問題にもなりかねませんので、正直に保健所へ報告するようにしてください。
該当社員の出勤停止、オフィスの消毒なども迅速に行うようにしましょう。