部屋などの空気には、浮遊している菌やウイルスがありそのままにしていると病気やアレルギーの原因になります。
クリーンな空気にしたい時に活躍するのはオゾン発生器です。
そもそもオゾンは酸素が元になっていて、不安定で反応しやすいという特徴があります。
化学式でオゾンはO₃で、酸素はO₂です。
Oが3つの状態では不安定なため、O₂(酸素)へ戻ろうとします。
1つのOが離れようとする時に、菌やウイルス、アレルゲン、臭い成分などにくっつき分解や死滅(酸化)させる性質があります。
分解後は酸素に戻るため残留物も心配なく、除菌や脱臭効果が期待できるのです。
こちらではオゾン発生器を選ぶ際のコツやおすすめの製品5つを紹介していきます。
目次
オゾン発生器の選び方とは?
業務用のオゾン発生器を選ぼうとすると、さまざまなメーカーの製品が出てきます。
こちらでは、オゾン発生器の選び方について紹介します。
風量が多いものがおすすめ
製品を見た時に、オゾン発生の量が同じにもかかわらず適用範囲が異なる場合があります。
業務用のオゾン発生器の適用範囲が、「オゾン発生量」と「風量」で構成されているためです。
風量が多量であればあるほど、発生させたオゾンを効率的に拡散することができます。
ついオゾンの発生する量が多いものに目がいってしまいますが、一緒に風量もチェックしましょう。
家庭用と業務用の違いを理解する
家庭用オゾン発生器
家庭用オゾン発生器は、業務用オゾン発生器のように「風量」はほぼ関係なく、オゾン発生量によって適用範囲がほとんど決められています。
人やペットがいる有人環境下で必要以上に室内のオゾン濃度が高くなってしまう場合があり、適用範囲を無視しての使用はできません。
必ず適用範囲を守って機種選定を行うようにしましょう。
業務用オゾン発生器
業務用オゾン発生器の場合は、あくまでも適用範囲は、「最大適用範囲」という意味です。
適用範囲より小さな空間で使用しても、オゾン発生器の稼働時間が短時間で済むだけで特に問題はありません。
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オゾン発生器のおすすめ5選
ここからはオゾン発生器の中でも、おすすめの5つを紹介していきます。
ぜひ購入の際は参考にしてみてください。
C.H.C.System|オゾン発生器/天井埋込型 OM-TS8
オゾンの分解力により、多様な臭いに効果があります。
オゾンはニオイ物質と反応し、分解後に酸素となるので、残留せず環境負荷がないこともメリットの一つです。
室内空気を循環させながら脱臭・滅菌できるため、部屋の温調を乱すこともありません。
仕様
・オゾン発生体:0-30mg/h
・空気流量:80-120L/min
関連商品:C.H.C.System|オゾンCO2デュアルセンサー・コントローラー SMA-OVC-II
オゾンCO2デュアルセンサー・コントローラーSMA-OVC-IIと一緒に導入することで、オゾン濃度とCO2濃度を見える化できるセンサーもあります。
具体的な効果として、「室内のオゾン濃度を測定」、「オゾン濃度を適正レベルに制御」、「低濃度オゾンの力で除菌・脱臭」があります。
オゾン濃度とCO2濃度(光学式NDIRデュアルビームセンサー)の2種類のセンサーと、2つのリレー出力を内蔵しているため、CO2濃度・オゾン濃度に応じた換気機器・オゾン発生器の自動制御が可能となっています。
オゾン濃度だけでなくCO2濃度や温度・湿度の測定を行い、さらには測定値をRS - 485Modbusで出力できるようになっています。
幅広い数値の管理により、感染対策を強化したい方におすすめの商品です。
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クオール薬局|オゾン除菌・脱臭器 AIR BUSTER TM-11SF
全国の救急車700台に同型機が搭載されている商品です。
空気中の浮遊菌からドアノブなどの付着菌までといった幅広い用途に有効で、薬品は不使用で大丈夫です。
オゾン安全濃度(8時間平均値)以下を常に維持してくれるため、安心して使用できます。
特許技術によりメンテナンスは水洗いで良いため、掃除に時間をかける必要もありません。
(※ひどい汚れが付着している場合は、重曹につけ置きするとより効果的になります。)
医療機関、官公庁介護施設、保育園、幼稚園、教育施設、介護施設、公共交通機関、プロ野球球団、サッカースタジアム、スポーツジムなどの導入事例も数多くあります。
においの元から脱臭し、防カビや虫の忌避、花粉の抑制といった効果を感じたい方におすすめの商品です。
仕様
・発生量:20-50mg/h
・有効スペース:6畳~50畳(約10m2~90m2)、オゾン発生量4段階調整機能付き
オゾンマート|OZONE CLUSTER 1400
オゾンマートは日本のオゾン発生器メーカーで、「日本で製造している」というだけでなく、「細かな部品ひとつひとつ」についても日本製品を使うように心がけている会社です。
オゾンクラスター1400はオゾン生成力が大変高いです。
オゾン放出部は最もオゾン濃度の高くなる箇所なので、フッ素樹脂チューブ(2m)を使用しています。
高いオゾン耐性により、摩耗などを気にせず使用し続けることができるのです。
また、外装に「SUS304」という耐食性に優れたステンレスを使用していたり、大型アルミダイキャスト付き放電管を2本配置したりといったこだわりがたくさん詰まった商品です。
さらに、大型のファン(7枚のプロペラがつき)により、圧倒的な風量を実現しています。
その他にも、見やすさのためにデジタルタイマーが採用されており、日本製へのこだわりと使いやすさを重視したい方におすすめの商品です。
仕様
・生成量:1,400mg/hr
・風圧:2.6L/min
オーニット|オゾン発生器 剛腕ツイン GWN-2800TW
タバコの臭いや香水、お香、飲食など、日常の様々なにおいを徹底的に除菌脱臭することができる商品です。
グリップは誰でも持ちやすい太さになっているため、女性でも持つことが可能です。
全方向性から持ち運ぶことができる形状を追求し、機動性にもこだわりを持っています。
シンプル操作も魅力の一つで、タイマーダイアルを回すだけで操作ができます。
また、色を見るだけで状態についても分かるため使いやすさも抜群です。
さらに、人感センサー(人を検知するとオゾン分解運転を開始)と、ディレイタイマー(ダイヤルを回すと5秒後にオゾン発生を開始)を搭載しているため、オゾン量の抑制を自動で行なってくれるため、安全性も高いです。
持ち運びがスムーズで、オゾンの発生や分解をタイマーで安全に検知しながら使用したい方におすすめの商品です。
仕様
・オゾン発生量:700/1400/2100/2800 mg/h(20℃ 60%Rh時)4段階
・風量:1.61 m3/min × 2基
マクセル|業務用オゾン除菌消臭器 MXAP-AE400
広い空間(医療・介護施設、ホテルなど)の除菌・消臭を実現する、業務用オゾン除菌消臭器です。
人の集まる場所では衛生管理が重要です。
マクセルのオゾン除菌消臭器MXAP-AE400は、除菌・ウイルス除去・消臭が可能です。
防水機能はついていないことや、空気清浄機と異なり集塵機能はついていないこと、使用効果は温度・湿度などの使用環境・時間・空間によって異なること。
といった使用上の注意点もあるので、取り扱い説明書をよく読んでから使用いただくことをおすすめします。
仕様
・オゾン発生量:最大10mg/h
・推奨適用範囲:モード1:約10畳、モード2:約20畳、モード3:約30畳
(推奨適用範囲については、発生したオゾンが一定濃度届く範囲の目安です。)
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まとめ
オゾン発生器には業務用と家庭用があり、用途によって選択しなければいけない商品が変わってきます。
各メーカーでは、「センサー」や「タイマー」といった安全性に力を入れているものから、「オゾンの生成力」にこだわりを持っているもの、「持ちやすさ」や「掃除のしやすさ」といった使いやすさを追求したものまで幅広くあります。
オゾンの発生量や風量・適用範囲にも注目することも重要なため、使用環境に合ったものを選ぶようにしましょう。
どの商品を購入するかで迷った時には、ぜひこちらで紹介している5つの商品を検討してみてください。